先日行われた陸上競技の日本選手権にトレーナーとして帯同してきました。
リムス鍼灸整骨院開業以来、5年間治療をしていた長谷川体育施設の岸川選手のトレーナーでした。
院長の私と大学時代の同期ということもあり、より一層心を込めて応援してきた選手ですが、この試合をもって引退ということだったのでとても複雑な気持ちでの活動でした。
大学卒業後に鍼灸の専門学校に入学した私ですが、当初より選手時代の経験も活かしアスリートを治療したいという気持ちも強く岸川選手にくっついて勉強をさせてもらっていた日がとても懐かしく感じます。
学校が終わると横浜の校舎に直行し、治療と呼べるか分からないことをたくさん試させていただきました。
当時は日本選手権も2連覇中で勉強させて頂くには、恐れ多い選手でしたが、快く受け入れてくれ、私のトレーナーとしてのスタートを切らせてくれた選手なので本当に感謝しています。
長い付き合いですので、いい時期もあれば、怪我や走れないツライ時期もありましたが、女子選手でありながら日本選手権にも出続け、安定した結果を残すあたりは本当に強い選手という印象です。
当日の日本選手権も決して万全の状態ではありませんでしたが、ベテランでありながらレースを自ら作っていく姿には心を打たれました。
正直なところ日本の800mは世界からは少し遅れを取っていますが、上野コーチと二人三脚で世界の舞台で勝負する、オリンピックに出場すると目標を立て突き進むことで日本の800mもだいぶレベルが引きあがってきた印象を受けます。
選手としての生活はここで終わりになりますが、今度はその経験を活かして世界で戦える選手を育てる側としてまた活躍してくれると期待しています。
選手とトレーナーという立場からコーチとトレーナーに関係を変えてまた一緒に陸上に携われる日が来る日を待ちつつ、僕自身もレベルアップできるように頑張っていきます。
当日は大学の同期400mブロックの皆も応援に駆け付けました
宿舎もみんなで同じところに泊まったので当時の合宿を思い出しました(笑)