2015.02.05更新

身近な物ですが意外と知られていない事が多い湿布。
今回は、湿布について少し書いていこうと思います。

 

〇『温湿布』と『冷湿布』の違いについて。
『温』と『冷』って書いてあるから、それぞれ温める効果と冷やす効果があると思われがちですが…
湿布自体には加熱効果も冷却効果もありません。
冷たく “感じる” か、温 かく “感じる” か、という違いのみです。
基本的に、どちらの湿布も成分は同じなので効果は鎮痛と消炎になります。
※冷湿布にはメントール、温湿布にはカプサイシン(トウガラシエキス)などが入っています。

 

〇温湿布と冷湿布を使うタイミングについて。
通常、明確な使い分けは特にありませんので貼って気持ちが良いと感じる方で構いません。
しかし、急激な痛みや炎症時(打撲、捻挫などが起こった場合)には、患部は熱を持ちます。

まずは冷湿布を使い、その後だんだん痛みが慢性化してきて熱が下がったら、温湿布で血行を増やしてあげるというのが良いでしょう。
※温湿布に含まれるトウガラシエキス(カプサイシン)は皮膚の温度を上げる効果が少なからずあるようです。そのため、熱を持っている場合は使わないほうがいいでしょう。

 

〇湿布の使用時間や張り替えるタイミングや注意事項について。

冷湿布は6~8時間を目安に、温湿布は4~6時間を目安に使用するといいでしょう。
温湿布のが短い時間になるのには、温かく感じさせる為にトウガラシなどの刺激成分が入っているので、カブレるリスクが高まるからです。また、入浴時に皮膚がヒリヒリする事があるので入浴の30分くらい前にはがした方がいいでしょう。睡眠の際に貼るのも、布団の中では温度が上昇して蒸れてかぶれる可能性が倍増するので避けて、日中に貼るのが望ましいようです。
個人差があるが張り替える間隔は数時間~半日、肌が弱い人は1日開けるのが良いとされています。
なので朝起きて貼って昼ごろにはがして、夕方前に貼ってお風呂の前にはがす、と言った感じが理想ですかね。

 

最後に、捻挫などした後に患部を冷やす事が必要な時に患者さんから「冷湿布ではダメですか?」と聞かれる事がありますが、先ほども言ったように冷やす効果は湿布にはないので、しっかりと氷を使って冷やす事を進めています。また、その際にアイスノンや保冷剤を代用しようとする人が居ますが、これらは冷えすぎる事があり凍傷の危険性がありますので避けてください。手間になりますが、氷を作って氷のう等でしっかりアイシングをするように心がけてください。

 

 

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投稿者: リムス鍼灸マッサージ院

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