こんにちは!
前のブログでは小岱先生が捻挫について書いていたので
今回は応急処置について簡単に書いていこうと思います。
急に起きた怪我の場合、局所に現れる症状があります。
それは、
1 発赤 redness rubor
2 熱感 heat calore
3 腫脹 swelling rubor
4 痛み pain dolore
5 機能喪失 Loss of function
のことをいい、この5つの症状を『炎症の5主徴』といい
以上のすべてが観察されるとは限りませんが、これらの症状がいくつかある場合は炎症と疑われます。
炎症がある時にマッサージなどをすると、むしろ逆効果になってしまう場合があるのです....(-_-;)
なので炎症が疑われる場合は、受傷直後の応急処置の基本であるRICE(ライス)処置を適切に行います。
そこでRICE(ライス)処置についてご説明します。
Rest(安静)-スポーツ活動の停止
受傷直後から体内で痛めた部位の修復作業が始まります。しかし、患部を安静させずに運動を続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。
その遅れが結果的に完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にすることが大切です。
Ice(冷却)-患部の冷却
冷やすことで痛みを減少させることができ、また血管を収縮されることによって腫れや炎症をコントロールすることができます。
Compression(圧迫)-患部の圧迫
適度な圧迫を患部に与えることで腫れや炎症をコントロールすることができます。
Elevation(挙上)-患部の挙上
心臓より高い位置に挙上をすることで重力を利用し腫れや炎症をコントロールすることができます。
応急処置時に必要な以上の4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。
RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め復帰を早めることができます。
RICE処置のアイシングは、部位により異なりますが、15分~20分が目安になります。
そして、40分~60分の間隔を開けた後にアイシングを再び行います。
症状によりますが受傷後24~72時間はこのサイクルを繰り返します。
急性の怪我の場合は、すぐに医療の専門機関を受診した方がいいのですが
自分でもできる応急処置をしていくことで、悪化を防ぎ、治癒を早めていきましょう!!!!!