西洋医学的 腹痛について part2
こんにちは!
前回から大分空いてしまいましたが(-_-;)
腹痛について書いていこうと思います。
前回は腹痛の分類や原因疾患などについて書きました!
https://www.rimce.net/blog/2015/12/post-198-170832.html
(上にあるリンクが前回の記事です。)
腹痛が長引く際などには、まず病院に行っていただきたいのですが、腹痛が起きる前後などについて
詳しく話せると、原因が探しやすく、判断・処置ができますので
以下のポイントをおさえてみてください。
1)発症時期と経過
発症が徐々に痛くなってきたのか、急激に痛みが出てきたのか、
また発症から腹痛の程度が増強しているか、改善している傾向にあるのかなども原因の推測に重要な情報です。
2)誘因
生ものの摂取や、精神的・身体的なストレスなど思い当たる原因やきっかけなど。
3)腹痛の部位および性質
痛みが強く感じる部位から原因疾患を推測する手掛かりとなる場合があります。
前回の記事の中の関連痛とよばれる痛みが出る部位や
ⅰ:みぞおちの痛み
胃炎、胃・十二指腸潰瘍、急性・慢性膵炎、胃がん、膵がん、狭心症、心筋梗塞 などが原因としてあげられます。
ⅱ:みぞおちの左側(左の肋骨の下)の痛み
脾湾曲症候群、脾膿瘍など。
ⅲ:みぞおちの右側(右の肋骨の下)の痛み
胆石症、胆嚢炎、胆膿瘍、急性肝炎、横隔膜下膿瘍など。
ⅳ:臍の痛み
腸炎、急性虫垂炎初期、腸閉塞、腹部大動脈瘤破裂など。
ⅴ:臍の左側の痛み
左尿路結石、左腎盂腎炎、虚血性大腸炎など。
ⅵ:臍の右側の痛み
右尿路結石、右腎盂腎炎、上行結腸憩室炎など。
ⅶ:下腹部の痛み
膀胱炎、子宮付属器炎、卵巣腫瘍軸捻転、子宮外妊娠破裂など。
ⅷ下腹部の左側の痛み
便秘、S状結腸憩室炎など。
ⅸ下腹部の右側の痛み
急性虫垂炎など。
以上にあげられるような原因疾患が特定できる場合もあります。
また、痛みが鈍く漠然としたものか、鋭く局限しているか、持続性か間隔があいて痛みがくるのか
などといった痛みの性質からも原因疾患を推測できる場合があります。
4)食物摂取時期や食事内容との関連
消化器疾患による腹痛は食事との関連が深い場合があります。 また小腸に狭窄(狭まっている部分)がある場合には、
食後20分くらいで痛みが起こることが多いです。更に膵臓や胆道の疾患では脂肪食の摂取と関連が深いです。
5)便通との関連
大腸疾患では排便や排ガスなどによって痛みが軽減する場合も多いので、便通との関連も考えられます。
6)排尿との関連
膀胱炎などでは排尿終了時に痛みが起こったり、尿路結石などにより尿路が閉塞した場合などでは排尿頻度が減少する場合もあります。
7)体位や体動との関連
腹痛の中には体位や体動によって変化するものがある。
例えば、膵炎や膵がんなど膵臓の腫脹による痛みは、膝を抱え込む体勢になると軽減します。
8)月経・妊娠との関連
女性の場合には月経や妊娠などの関連についても注意しましょう。
月経周期に伴って起こる腹痛の場合は、月経困難症や子宮内膜症などが考えられます。
また妊娠の可能性があれば、子宮外妊娠などの可能性もあります。
☆腹痛以外に伴っておこる症状から原因疾患を推測できる場合があります。
例えば胃・十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍では嘔吐や吐血、下血などが伴って起きる場合も多いです。
また、過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎、クローン病などでは下痢や粘血便などの症状があります。
発熱などが出ている場合は感染症を疑います。
次回は
東洋医学的な腹痛について書いていきます!
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